格安航空券探し

イギリス・アイルランドへの旅のプランにあたり、まずは飛行機を検討することになると思いますが、実はいろいろな選択肢があって値段も様々。どうせならリーズナブルに手配して「また来よう」と思えるくらいの方が余裕を持って楽しめます。直行便や特定の航空会社にこだわり過ぎず、いろいろ見てみることをおすすめします。

ルート:直行便

  • ロンドン行きのみ。ロンドンからイングランド、ウェールズを鉄道などでのんびり回る場合に便利。
  • 航空会社はANA、JAL、ブリティッシュ・エアウェイズの3社があります。
  • 選択肢が少ないので、値段は高めになりがち。

ルート:経由便での単純往復

  • どこかの経由地で乗り継ぎを行います。主要な就航都市はロンドンに加え、グラスゴー、エディンバラ、ダブリン、マンチェスター、バーミンガム、ニューカッスルなど。地方都市に行くなら、ロンドンから電車・バスで行くよりロスが少ない。
  • ロンドン行きの場合であっても、経由便にすることで数万円安いチケットが見つかるのが魅力。
  • 「乗継は面倒」という声も聞きますが、異国の空港で休憩を兼ねながらのんびりするのもよいのでは?と思う。
  • 気になるのは経由に伴う時間ロス。リーズナブルさと時間のバランスがよいと思っている航空会社は下記の通り。
    • ロンドン経由のブリティッシュ・エアウェイズ(当然ながら就航都市のカバー範囲が最大)
    • ヘルシンキ経由のフィン・エア(イギリス以外の経由便では飛行時間が最短)
    • アムステルダム経由のKLMオランダ航空
    • パリ経由のエールフランス航空
    • コペンハーゲン経由のスカンジナビア航空
    • モスクワ経由のアエロフロート・ロシア航空
    • 北京経由のエア・チャイナ
    • インチョン経由のコリアン・エア など
  • 乗継時間が6時間以上ある場合、その間に街に出ることができるかも知れません。ちょっとした観光になりお得なのですが、空港と街の距離や航空会社の制約にもよるので、事前にきちんと確認を。筆者は6時間の乗継時間でアムステルダムの街を回ったことがあります。
  • 乗継時間が長いチケットは安くなっている場合があります。経由地で日をまたぐチケットを安く確保して、街でゆっくり宿泊するのもよいものです。筆者はこのパターンでコペンハーゲンで宿泊したことがあります。

ルート:到着地が異なるオープンジョー

  • 往復チケットの発着地が異なる場合を「オープンジョー」といいます。経由便が多いです。
  • 例えば、以下のようなルートをまとめて予約できます。同じ都市に戻ってくる必要がないため、移動しながら複数都市を見て回る場合に便利です。
    • 成田空港→アムステルダム経由→エディンバラ空港
    • スコットランドを見て回って...
    • (往路と別の)グラスゴー空港→アムステルダム経由→成田空港
  • オープンジョーにした方が値段が安くなる場合あり、組み合わせによっては大変お得に。
  • もちろん、イギリス・アイルランド以外の都市を訪れるのもよいでしょう。
  • イギリスは空港税が他のヨーロッパ諸国に比べて高いです(2019年時点)。空港税は出発時に課税され、国際便より近距離便の方が安いため、オープンジョーで日本への帰国便をイギリス以外発にすると空港税を節約できるという裏技があります。

ルート:直行便・経由便にプラスで域内便利用

  • ヨーロッパ域内は航空網が張り巡らされています。別手配でLCC(格安航空会社)などを組み合わせることもできます。
  • 例えば、とりあえずロンドンまでの直行便を先に予約し、じっくり考えた後でLCCを別手配して、スコットランドやアイルランドなどの遠方に行くことも可能です。
  • ただ注意しないといけないこともあるので、詳細は国内移動 - 航空便にて確認ください。

ルート応用編:ヨーロッパ主要都市への直行便

  • 前述の通りヨーロッパ域内は動きやすいので、イギリス・アイルランド以外のヨーロッパ主要都市までの直行便を取って、イギリス・アイルランドまでの便を別手配するやり方もあります。
  • ロスが多いかと思いきや、ロンドンに降りて1泊して地方に別フライトするなら、ヨーロッパの別都市から移動してもあまり変わらないかも知れません。
  • イギリス・アイルランドに近くて行きやすいのはLCCの多いパリをはじめ、フランクフルト、デュッセルドルフ、アムステルダム、コペンハーゲンなど。
  • 前述の通り、帰国便がイギリス以外発だと空港税を節約できますし、LCCの組み合わせによっては日程全体で安くなる場合があります。お気に入りの都市・航空会社で格安な直行便が見つかったらとりあえず取ってしまうのも手です。
  • 別手配便に乗り継ぎする場合は十分に時間を空ける必要があるので、乗継だけの日は夜着→空港近くのホテルで宿泊→早朝便で発、とすると比較的安全です。
  • 当然、乗継だけと言わず発着地で数日間滞在し、観光で街に出るのもよいでしょう。

ルート応用編:出発地・帰着地を近隣アジアにするオープンジョー

  • これもオープンジョーの形の一つ。出発地か帰着地のどちらかを日本ではなく、アジアの近隣国にしてしまうというものです。近隣国と日本の間は別で手配します。
  • 比較的近くて日本とのLCCが多いのは、インチョン、北京、上海など。
  • いろいろ探してみたけど全て予算オーバー、、という場合に、別手配の航空便・宿泊を含めても安い便が見つかる可能性があります。当然、アジアが好きな方もアリと思います。
  • こちらも別手配便との乗り継ぎは時間を空けたり宿泊したりが必須です。

航空券予約

チケット探し・確保には、オンライン空席予約サイトが便利です。必要あればすぐ予約できますし、代理店店舗に相談する場合でも価格感を押さえておけば決断も早まります。まずはロンドン便の値段を見てみましょう。筆者がよく使うのは下記のサイトです。

格安航空券検索サイト
KAYAK
航空会社と旅行代理店を一括検索してくれます。「プラスマイナス3日」といったあいまい検索可能。さらに、オープンジョーなど、単純往復でない検索も可能。区間と日程を登録しておくと、最新価格をアラートメールで送ってくれる。
Skyscanner スカイスキャナー
こちらも航空会社と旅行代理店の一括検索が可能。あいまい検索がない点が残念。
Suprice サプライス
HISが運営する格安航空券サイト。キャッシュバックやクーポン割引が多い印象。
エクスペディア
世界最大の旅行サイト。
エアトリ
スカイゲート、DeNAトラベルを経て名称変更。
H.I.S.
旅行代理店店舗でいえば知らない人はいないはず。
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